住宅ローンが払えないとマイホームは売るしかないのか?

住宅ローンが払えないことになったら家や土地をすぐに売ることになってしまうのか心配な方がいらっしゃるでしょう。
実際に住宅ローンを支払えなくなりマイホームを手放さなければならないケースが多いのも事実です。
しかし、住宅ローンを払えなくなったら一発レッドカードではなく、売らなければならなくなるまでには段階があります。
そこで住宅ローンが払えなくなったら、売ることになるまでどのような手順で進められるのか説明します。

1回目の滞納

住宅ローンの支払いが滞りましたら貸付先の金融機関は所定の手続きを始めます。
1回目のの滞納で即競売手続きが行われることはありませんが、支払いができない場合は所定の手続きを経て競売にかけられ最終的に手放さなければならなくなります。
ローンの返済は銀行口座から引き落とされるのが一般的ですので口座に十分な残高がなく引き落としができなければ金融機関は借り手に対して返済を促す催促をします。
金融機関によって異なりますが、一般的に一度でも滞納すると通知書が郵送されます。
1回目の滞納ですと「ご入金のお願い」というような形で通知書になりますので、あまり支払いを迫るような通知ではありません。
初めての滞納ですと手続きの手違いで引き落とし口座からお金が引き落とされなかったというトラブルは起こる可能性がありますので珍しいことではありません。
1回目の滞納による通知とは事務的なのですし、初めての滞納でブラックリストへ掲載されることはありません。
手違いで入金をしていなかった場合は速やかに入金すれば金融機関は問題なく処理します。

2回目の滞納

滞納が2回目になりまして金融機関の対応は厳しくなってきます。
金融機関の担当者から電話があり支払いを促されます。
2回目の滞納になりますという手続きミスではなく支払えない事情があると金融機関は察しますので度々連絡を取るようになってきます。
2回目の滞納の時点でも金融機関は競売に向けて行動は起こしません。

3回目の滞納

滞納が3回目になりますと猶予が許されなくなるでしょう。
金融機関の連絡は何度も電話が入るようになりますし、送られて来る通知は法的拘束力がある内容証明郵便による督促状となります。
督促状には今後も支払いが行われない場合、金融機関がとる法的措置について詳しく記載されていますので、一刻の猶予もないことを示す内容が記載されます。
督促状が届いたにも関わらず、ずっと滞納が続きますと届くのが催告書です。
催告書は競売申立に至る最終通告として送付されるものですから、このままではマイホームを手放さなければならなくなってしまいます。
ローンを滞納するということは金融機関から催告書が届いたとしても対処しようがありませんし、そのままにしてしまうことが多いです。
返済を求められているのですが支払うことができないのでどうしようもできないからです。
その催告書そのままにしておきますと、金融機関が競売に向けて手続きを開始しますのでマイホームは競売にかけられてしまい全てを失ってしまうということになってしまうのです。

競売は避けなければならない

住宅ローンが支払えなくなったとしても競売に必ずなるというわけではありません。
競売しか残された選択しかないと考えるかもしれませんが競売は住宅ローンを支払えなくなった時の最悪の結末となります。
競売になってしまいますと債権者と裁判所が事務的に手続きを進めていきますので、債権者と裁判所が話し合う機会はほとんどありませんし、マイホームを失ってしまったあと生活を維持するための交渉もすることができません。
また、売却価格が安くなるのが競売の大きなデメリットです。
不動産物件はより高値の売却が可能になるのですが競売は、説明しましたように競売手続きは事務的な流れで手続きを行われるため、相場よりも安く手放さなければなりません。

住宅ローンを払えなくなり自宅を手放せなくなったとしても競売だけは避けるべきです。
それを知っておくだけでも住宅ローンが支払えなくなっても、その後の対策が立てられますので覚えておいてください。